TK's room: Message 05 「あなたは殺してはならない」

みなさんこんにちは。TKです。『聖書』には、〇〇しなければならない、あるいは、△△してはならない、という規則がたくさんあります。有名なのは、十戒と呼ばれるものでしょう。十戒は「出エジプト記」第20章に書かれています(「申命記」第5章にもあります)。キリスト教徒になるとなんだか大変そうです。殺人や窃盗の禁止は当然としても、え、なんで?という規則もあります。これでは自由がなくなりそうです・・・。しかしながらここで重要なのは、規則に縛られると自由度が減る、という考え方を捨て去り、規則があるからかえって自由に振舞える、という事実に気づくことです。それはありえないさ!という方にとっても納得していただきやすい比喩は現代の交通規則でしょう。例えば、特に忙しい朝に赤信号で止まる時など、赤信号さえなければ・・・と思ってしまいがちです。しかしながら、もし赤信号が全くなくて、運転手が勝手気ままに自動車を動かしたらどうでしょう。自動車数が多い都会なら大混乱となり、遅刻どころか目的地に到着することすら難しいでしょう。他の運転手が規則に従い赤信号で止まってくれるから、こちらは青信号で進めるし、またその逆も然りなのです。『聖書』の律法は人を窒息させるものではなく、それを守ることにより人が生きるためのものです。もちろん、何千年も前に書かれたのですから、そのまま21世紀の生活に当てはめることは難しいでしょう。それでも、律法のそもそもの意義を再確認することは、キリスト教帰依の第一歩になると思います。

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